◆小林倫明委員 最後に質問させていただく。 まず、決算主要施策成果説明書の122ページ、細かい上に金額が僅少でちょっと恐縮だが、各種労働関係団体補助金の中の労働祭補助金について、4万4,000円とちょっと額は少ないが、これについてお伺いさせていただく。これは、昨年の5月1日に開催されたと思うが、そのとき来賓とかでどのような方が来られたのかというところを、ちょっと教えていただけるか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 済まない、手元にないので、後ほど回答することでよろしいか。 ◆小林倫明委員 具体的にどなたかわからないということであれば、どういう系統の方がいらっしゃったかというところはわかるか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 私がことし、呼ばれたというわけではないが、補助金を出しているということもあるので参加させていただいた状況を思い出すと、議員の方、労働福祉団体の方、金融関係等だったと記憶している。 ◆小林倫明委員 その来賓というのは、何か特定の政党に偏った方々とか、そういうことはあるか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 そのときはそういう感覚で見ていなかったので、そんな記憶はなかった。 ◆小林倫明委員 また、5月1日にあった集会では、例えば消費税に対して賛成だの、反対だの、原発に対して賛成だの、反対だの、これは労働者の集まりということだから、労働者がみずからの地位の向上とか、そういうことを言うのは大変結構だと思うが、そういった政治的なスローガンみたいなことを集会の中でおっしゃっていなかったか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 私もずっといたわけではないので、出だしのところにいて、逆に始まって帰ってしまったということもあるから正確にはお答えできないが、私が思っていた労働者の祭典、皆さんが子供を連れて集まって、ことしのメーデーのあり方とか、そんなものを説明していたような記憶はあるが、済まない、余り記憶がない。 ◆小林倫明委員 例えば、この市議会の中で、どなたかいらっしゃっていたか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 いらしていたと思う。ただ、ここで言っていいのかどうか。済まない。 ◆小林倫明委員 よくわからないということなので、来年、私もちょっと様子を見に行ってみようかと思う。 では、次の質問に行かせていただく。また細かいことで申しわけない上に、ここだけを取り出すのはちょっと申しわけないが、次の全国労働災害防止大会補助金8万円とあるが、別の資料を見させていただいたら、翌年度繰越金ということで、たしか10万円以上あったかと思う。補助金額を上回る翌年度繰越金が出るというのは、補助金拠出の上で別に構わないものなのか。あと、別の団体に対してはかなりの額を出しているが、半分ぐらいは翌年度繰越金になったとか、そういうところもあるので、翌年度繰り越しができるのに補助金を拠出しなければいけないという状況については、どのようにお考えかちょっとお伺いできるか。 ◎大貫産業・雇用政策課長 補助金の使途は、やはり目的、効果といったものがまずあって、次は額だと思う。その額を考えるときに、どこを補助対象として考えるかということになると思う。そのときに、確かに繰越金がたくさんある中で補助をすべきかどうかというのは、一つの目安ではあると思う。ただ、これだけを捉えて、いいとか悪いとか言うことはなかなか難しいと思うので、そのくらいまでということになる。 ◆小林倫明委員 次の質問に行かせていただく。決算主要施策成果説明書の142ページ、潤水都市さがみはらフェスタの開催経費についてお伺いする。これは、昨年度、私も2日間にわたってお伺いさせていただいたが、1日目、雨がかなり降って、1日目もそうだったが、2日目はかなり足元がぬかるんで、もうひどい状況だった。このイベントは相模原を代表する大イベントだから、そういうところでそういう状況というのは、余りよろしくなかったのではないか。そういう状況は想定していなかったのか、たしかビニールシートとか対策は多少あったかと思うが、それでも余り効果はなかった。今後、開催していく上で、その辺の対策というのはどのように捉えていくのか、これもあわせてお伺いする。 ◎古井商業観光課長 イベントについては実行委員会形式で実施しているもので、実行委員会の収支の中で、市からの負担金を財源に充てて細かい積み上げをする。そういった中で、設営関係等について、仮に雨天、雨が降った場合等も想定して準備はされるものだと承知している。そういった意味で、今後についても、過去にもさがみはらフェスタに限らず、市民まつりだとか、ほかの観光行事も、雨で予定どおりの開催ができなかったという状況もあるので、そういったことも想定した中で実行委員会で検討がされていくものと考えている。 ◆小林倫明委員 市でどうのこうのというよりは、実行委員会の方の問題ということになるのか。 あと、代表質問でもちょっと触れさせていただいたが、昨年6月の補正予算でこの予算2,800万円というものが出てきたかと思うが、それが決算においては3,790万円と乖離が約1,000万円あるが、この辺、大きくなってしまった理由をまずお伺いしたいと思う。 ◎古井商業観光課長 結果として、予算2,800万円に対して990万円、1,000万円近くの流用をして、予算措置をして実施した経過がある。ふえた理由は、1回目、政令指定都市移行記念イベントとして実施した。事業費的にも4,000万円ほどの補助金だった。2年目については、実行委員会の中で、できるだけ事業の見直し、あるいはコストの削減といったことに努めていただいた。一方で、3月11日の大震災があり、復興応援、復興支援という新たな企画の必要性というものが生じてきて、そういった中で実行委員会も、補正予算だったので、立ち上がったのが7月、補正予算が成立した後ということで、補正予算化はしたが、その後、実行委員会で具体的に検討する中で、特に復興支援の部分について、新たな需要、新たな経費の必要が生じたものである。 ◆小林倫明委員 緊急的な予算措置が必要だったという緊急性の問題、一方で、この前の市長答弁の中にもあったが、流用については必要最小限であるべきだというようなことをおっしゃられていた。また、予算規則の中でも、一応、必要最小限ということがうたわれているが、これが必要最小限性ということに該当しているのかどうかという点をちょっとお伺いしたいと思う。 ◎古井商業観光課長 当然、予算づけというのは補正予算が大原則だ。実施時期と照らして、補正予算、補正を組めない状況にあるときは、目内での流用が認められている。それについては必要最小限というのは承知している。そういった中で、先ほど申し上げたように、1回目の実績、経験を踏まえて、相当コストの削減、設営関係やコストの削減努力をしてもらった。また、事業の見直し等もして、結果的には花火の自粛等もしたわけだが、一方で、やはり先ほど言ったように、被災地に元気を与えようという大きな目的が一つ加わったので、結果的に、事業費的には平成22年と比べて若干落ちている。そういった中で、必要な負担金として2,800万円に約1,000万円をプラスする結果となったということである。 ◆小林倫明委員 もう一つ、予算規則には、補助金類似のものへの流用はできないようなことが書いてある。先ほどちょっとおっしゃっていたが、そういうぬかるみの措置みたいものは実行委員会の方だと。実行委員会に拠出、一般的には補助金的なものだと思うが、この場合は負担金だからよろしいみたいな論法だと思うが、この辺、特に問題はないのか、補助金類似のものとして該当しないのか、意見をちょっとお伺いしたいと思う。 ◎古井商業観光課長 流用に関して、予算規則上は確かに流用の制限ということで、補助金を受ける側、補助金について流用を受ける科目とすることは、基本的には制限するという規定がある。ただ、今回の場合、確かに負担金ということで補助金に類する経費だが、一方でいろいろな状況を踏まえた中で、これは規則を捉えるのだが、やむを得ない理由があるときは市長に認めていただけるという規定もある。そういった規定を踏まえて、財務課と調整、協議させていただいて、流用をお願いしたものである。 ◆小林倫明委員 市長の最終的な判断で、そのような流用が決定されたという理解でよろしいか。わかった。 これ以外に、観光施設整備とか維持の方でも予算流用をされているかと思うが、その場合の必要最小限性とか緊急性、議会の議決を待ついとまがなかった、そういう緊急性があったという点の説明もちょっといただけたらと思う。 ◎山崎藤野経済観光課長 ただいまの予算に関連して、藤野やまなみ温泉の温泉ポンプの設置に係る費用についても、同一目内の中から予算を流用させていただいて対応したものがあるので、それについて説明を申し上げたい。 藤野やまなみ温泉については、平成9年開業以来、市民の健康及び福祉増進、そしてやすらぎの施設ということで、多くの市民の方に利用されてきた施設である。ところが、昨年の7月9日、突然、地下250メートルに設置している温泉ポンプが稼働しなくなるといった非常事態が起こった。地上でできる限りのことはやってみたが、どうしても再稼働しないということで、以前購入していた予備ポンプと交換する状況が生じてまいったわけだが、その予備ポンプと交換する費用について、突発的なことだったので予算計上がなされていなかった。そこで、東日本大震災の影響で中止となったイベント事業の予算から流用させていただいて、対応したものである。当然、補正予算で対応し、予算を明確にしながら執行できなかったということはある。しかしながら、温泉ポンプが故障したのは7月9日で、この直近の補正予算で対応するとなると9月の補正予算ということになる。9月の補正予算が、通常、議会の承認を得て使うことができるのは9月末ごろになるかと思う。それまでの日数を計算すると、およそ75日間かかる。この間、温泉の方も休業しなくてはならなくなる。過去の実績から、この期間の収入だとか売り上げ、来館者の人数を推計すると、売り上げ収入だとおよそ1,300万円、来館者については2万3,000人ぐらいの減少が見込まれる。そういったことから、流用で対応したのは最善の方策だったのではないかと考えている。 ◆小林倫明委員 やまなみ温泉に関しては指定管理だから、その間、休業の際は補償もしなければいけないわけだし、その流用の緊急性、必要性については十分理解させていただいた。 もう一つ、たしか相模川下流域観光環境整備施設下水道上水道工事、あと浸水池の原状復旧のためとか、ほかにも何か流用されているものがあるかと思うが、この辺はいかがか。 ◎古井商業観光課長 イベントの補助金、負担金からの流用については、今、お話あったとおり、観光施設整備事業の施設整備を去年、ことしと行っている。昨年、整備した内容について、上水道、あるいは下水道の工事の増が必要になったということで、整備事業については合わせて195万9,000円の流用をさせていただいたところである。もう一つは、維持管理費ということで、昨年10月に発生した台風の増水等の影響による浸水池の原状復帰ということで、これについては80万円流用させていただいて実施した。いずれにしても急を要するということで、補正で審議いただくいとまがなかったということでの判断だ。 |